今年もらった年賀状、150枚はあるか、くじに当選したのは末等の切手シート一枚のみ。いつもは三枚ぐらい当るのだが。
ヤマザキ・マリ+とり・みきプリニウス』1(新潮社)を読んで(「新潮45」に連載、それで存在を知った)あわてて澁澤龍彦『私のプリニウス』を引っ張り出す。単行本に収録された著者二人の対談もおもしろい。
このマンガの影響ならん、過去のプリニウスものが軒並み高くなっている。その生涯と仕事について、誰か新書で一冊、コンパクトにまとめてもらえるといいのだが。ヤマザキととりがした対談をふくらませて新潮新書、というのがありがたい。
「オトパラ!」今夜は安井かずみの話をする。昨年が没後20年であった。島崎今日子さんの著作『安井かずみがいた時代』に全面的にお世話になる。
午後、三鷹上々堂」へ。2月にリニューアルするというので、話を聞きに行く。100円均一をもっと充実させ、ネット販売にもチカラを寄せる由。なるほど。ぼくの「岡崎棚」はそのまま継続。文庫新書を段ボール2箱、大量補充する。
神保町へ移動。「コミガレ」が休んでいると手も足も出ない。ただし、B判のクレイジーキャッツ・グラフィティを、1200円特価で買う。いわゆる自由価格本で、新刊同様。こういうのは買っておかないと、うかうかするうち、どこも売り切れ、今度は値段が高くなる。
「ぶらじる」で筑摩A氏と打ち合わせ。日本映画の話もあれこれ。夜はニッポン放送。先週、スタジオへ送ったシングル盤のなかに、ニッポン放送レコード資料室から世に、どういう形でか出た一枚があり、その行く末について報告を聞く。なんとも数奇な話なり。