okatake2015-01-14

気が付いたら、今週「サン毎」のレギュラー以外の仕事、3つも引き受けていることがわかった。やるしかないでしょう。
昨日はその急な依頼で、例の又吉くんが書いた小説を読むことに。「文學界」は2度増刷され、累計4万部に達したというから、手に入るだろうと新宿、神保町を巡るが影もかたちもない。編集部からPDFというかたちで送ってもらうことになった。プリントアウトした「火花」を持ち歩く。新宿「ディスクユニオン 昭和館」へ初めて行く。音楽版昭和秘宝館のおもむきあり。シングル10数枚買ってしまう。今夜の「オトパラ!」で事前に送ったものと合わせ紹介。
神保町古書センターのみわさんワゴンで、谷川雁『北がなければ日本は三角』(河出書房新社)を310円で買う。これがそうか。以前、このタイトルの由来を、鶴見俊輔が紹介している文章があり、そこから引用して原稿を書いたことがある。印象的な話だった。そのネタ元がこの本だ。初めて見た。120ページ足らずの薄い本。
他の〆切もあり、今週はネジを巻いてがんばります。
午前中に2本、連載原稿を書いて送付。ちょっとひと休み。いつも金井書店さんが送ってくださる通信「えぽっく」ほかを読んでいたら、ついに八重洲からは店売りを撤退されるようだ。今後はさらに買取を強化し、目白の金井書店本店に業務を集約される由。八重洲に進出したのは昭和58年とか。「思い起こせば無茶の連続で」なんて書いていらっしゃるが、東京駅地下街に古本屋開業というのは、瞠目すべき発想であった。女性店員をいち早く積極採用するなど、「無茶」だからできた、古本業界の新展開だった。
知り合いの店員・高田敦子さんがエッセイを寄せているが、そこに拙著『上京する文學』への言及がある。高田さん、ありがとう。おなじみ新宿サブナードでの古本市「古本浪漫洲」は1月14日から2月1日まで。1月30日から三日間は全品「300円均一」になる。これは買えますよ。
倉本聰脚本「浮浪雲」ですが、この伊藤洋一くんの「またまたぁー、2でしょうにぃー」のセリフが可愛い。漫画の「浮浪雲」読みたくなって来た。