今朝は早起きして、満員電車(すごい過密)に押し殺されて御茶ノ水。BS11で「宮崎美子すずらん本屋堂」の録り。浜本・北原コンビによる岡山古本ツアーのVを見ながら、スタジオで喋る。メイクはおなじみの、ぼくと同じ枚方中宮中学卒業の女性。枚方話をしながら、メイクとヘアセットをしてもらう。うまくヘアセットをしてくれたので、控え室で古ツアさんに、急きょ、プロフィール写真を撮ってもらう。いつも、プロフィール写真を乞われて、呻吟するのだ。
この日、ぼくと古ツアさん、それに初出場の近代ナリコさんがゲスト。なごやかに語らい、2時間半の収録が終わる。蟲文庫さん登場。元気そうで安心。そのほか、岡山駅周辺に新しくできた古本屋が紹介される。また、岡山へ行かなきゃ。
ギャラを取っ払いでもらい、古ツア、ナリコ、ぼくで明大17階の学食で、昼食。なんだか、すずらん堂の打ち上げの恒例になってしまった。ぼくとナリちゃんはかつカレー。値段通りの味だった。
みんなと別れ、古書展へ向うがこの日は買うものなし。コミガレで3冊なんとか拾い、神保町を流していると、石田千さんにばったり。新年の挨拶を交す。千さん、いつ、誰に激写されても、だいじょうぶなようなオシャレな出で立ちだった。
夜、焼酎のお湯割をぐいぐい飲みながら、TBSチャンネルで、向田邦子新春ドラマシリーズ(久世光彦演出)の「麗子」「空の羊」を続けて見て、感涙しつつ感服する。久世さん、女性を描かせると、底光りする技量を発した。田中裕子、この年、このときでないと見せられない妖艶。まだ若き小林薫も男の色気たっぷり。「空の羊」には、西島秀俊が出演者でクレジットされているが、気づかなかった。戸田菜穂が惚れる、売れない小説家がそうなのか。そうだとしたら、ずいぶんイメージが違う。それにしても戸田菜穂はどこへ行ったんだろう。そろそろ、ローカル路線バスの旅のマドンナ候補か。