okatake2014-11-28

昨日は快晴。空がきれいだ。田村隆一のことで確認したくて、サン毎へ行く前、生地の大塚へ。地図片手にうろうろして、天祖神社詣でしたあと、「ブ」詣で。古本バンド練習を大塚のスタジオでやったときも寄ったが、ここは買えるんです。帰り、竹橋までどうしていくかコースを考え、とりあえず都電荒川線(満員だ)に乗る。終点の早稲田まで行けば、少し歩いて東西線に乗り継げる。しかし、東池袋四丁目停留所から有楽町線東池袋に乗り継ぐことが出来ると知り、そうする。ひとつ賢くなった。電車のなかでは、大塚「ブ」で買った、五木寛之『海を見ていたジョニー』新潮文庫を懐かしくて読む。ベトナム戦争、黒人兵、ジャズといった道具立てで読ませる。40年ぶりの再読。ほか、ラジオ、テレビ、CM業界を描いた短編を収録。講談社文庫版が、アマゾンに1円で出てます。
10代の頃、五木寛之を読んでいて、大学生の知り合いに、「何を読んでる?」と聞かれ、「五木寛之」と答えると、「そんなの読んでちゃダメだ。三島を読め、三島を」と言われたことがあった。
en-taxi」43号が出た。「連載 ここがわたしの東京」6は、「一九七一年・阿佐ケ谷・一本道ーー友部正人」です。
それから『月の輪書林目録 青山光二特集』が届いた。しばらく表紙に見入り、興奮する。しばらく持ち歩こう。
ゲラに手を入れたり、郵便物を用意したり、午前中はバタバタと。ドサリと届いた宅急便。サン毎書評用の本10冊、それに福間健二さんの評伝『佐藤泰志』(河出書房新社)! おおっ!と声が出る。あだやおろそかに読み飛ばせない。それから講談社から木山捷平『新編 日本の旅あちこち』ゲラが。こんど、講談社文芸文庫に収録されることになり、解説をおおせつかったのだ。木山捷平の解説を書く日が来たか、と空を仰ぎ、ひと声吠える。
年末へかけて、読書生活が濃縮されていく。