昨日は、長く気の張る原稿を終えて、やや茫然。夜中、酔っぱらいながら、ネットで「遥かなる山の呼び声」、「タンポポ」と、もう何度も見ているから途中飛ばしながら、半分くらいを見てしまう。ぼくは伊丹映画のなかで、この「タンポポ」がいちばん好き。むしょうにラーメンが食べたくなる。
グルメのホームレス(のっぽさん)が、洋食屋の厨房に忍び込み、手早くオムライスを作るシーン。

お次ぎは、臨終のまぎわに命をふりしぼって、最後に家族のためのチャーハンを作るシーン。三田和代がちゃぶ台に頭をごつんと打ち付けてこと切れる演出に瞠目。

いかんなあ、〆切を失念していた千代田区立図書館の古書目録のイベント用のパネル解説文をあわてて送付。「風船舎」目録について書く。
明日の「オトパラ」、番組全体で「介護」について取り上げるというので、ぼくの話もそれに沿ったものにしてくれと要望がある。上林暁耕治人を取り上げるつもりで、準備。いつでもどこでも、どんな話題でもスラスラ喋れればいいが、そうはいかない。あれこれ読み直してメモを取ったり、忙しい。しかし、その作業はけっしてイヤではなく、再読と研究のいい機会となる。積み重ねだ、積み重ね。
じつはいまだに小さな咳が止らず、病院でもらった薬で、前のような身体が裏返るような異常な咳はおさまったが、さみだれのような咳は止まない。