昨夜有楽町、ニッポン放送「オトパラ!」に出演。清澄白河に増殖中の古本屋について。「しまぶっく」を中心に。ライターのHくんが作ってくれた原稿に、「ドリス」に幻想文学とあり、松本アナから「幻想文学って、なんですか?」と質問され、うろたえる。どう説明すればいいのか、とっさにコトバが出てこない。かろうじて「澁澤龍彦」という名前を出して難を逃れたが、そうか「怪談なんかもその一種で」とか言えばよかったのか。
火曜日は「コクテイル」が休み。もし開いていれば、「オトパラ!」の帰りは「コクテイル」というコースができるのだが、おとなしく帰る。東京駅で中央線始発を待って、とうぜん座れると思ったら、前にいた女がなぜかぐずぐずして、あっというまに空席が埋まる。新宿まで立つ。腹も立つ。こうして消耗していくのか。仏のような慈悲心を持ちたい。
電車のなかでは、越澤明『東京都市計画の遺産』ちくま新書を読む。
「夜寒さに煙草火つけし客と行く」(山口誓子