芸術新聞社ウェブ連載「人生散歩術」木山捷平4がアップされました。
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高井尚之『カフェと日本人』講談社現代新書は喫茶店文化史。当然ながら、参考文献には林哲夫さんの名著『喫茶店の時代』があげられている。
南陀楼綾繁さんが新潮文庫から新刊『小説検定』を上梓。これは「ヨムヨム」に長年連載中の、同名タイトル企画に手を入れたもの。今回はまにあわないが、次回「サン毎」で取り上げます。阿部直美さんの『里の時間』も次回。平松洋子さん『野蛮な読書』集英社文庫も次回。今回取り上げた川本三郎さん『小説を、映画を、鉄道が走る』も集英社文庫。なるべく二週続かないよう、と心掛けているが、うまくいかないことも。荒木一郎『ありんこアフター・ダーク』(小学館文庫)も今回取り上げました。ええい、残りも書いてしまおう。
「イチオシ」がJ・ディーヴァー。ほか、マララ・ユスフザイ『マララ』岩崎書店三山喬『夢を喰らう』筑摩書房、『鎌倉の地元遺産100』毎日新聞社青柳いづみこ『どこまでがドビュッシー?』岩波書店。文庫新書は、ほかにラッセル・ブラッドン『ウィンブルドン』創元推理、菊池新『なぜ皮膚はかゆくなるのか』PHP新書。これで10冊。好みの本ばかりでなく、一般受けする本をまぜ、文芸だけに偏らないようバランスを考えるのがけっこう難しい。同じ出版社が重ならないよう、というのも、これまた難しい。両方出している出版社が多いからねえ。
諫早通信」41+1号がとどく。野呂邦暢を顕彰しつづけている。今年五月の菖蒲忌のことが紹介されている。ぼくが招待されて諫早へ行ったのは、あれは何年前だったんだろう。時間の感覚が、もうまったくわからなくなっている。
昨夜「アメトーーク!」が「中川家」大好き芸人、ということで、中川家が二人で育った町を訪ねるVが。あ、守口なんだ。守口の自動車教習所をスタートして、二人が育った社宅、公園、駄菓子屋、通った小学校(梶小学校)などが次々映る。すべて現存する。ぼくは守口高校卒なので、守口には土地鑑があるのだが、このあたり、まったく知らない。そうか、最寄り駅は「古川橋」だ。いや、むしろ今は「大日」か。「大日」なんて駅、昔はなかったのだ。しかし、番組そのものは、あんまりおもしろくない。