okatake2014-10-28

『おべんとうの時間』でおなじみ、阿部直美さんから岩波新書からの新刊『里の時間』を御手紙つきでいただきました。ありがとうございました。
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1410/sin_k795.html
さいそくされて、〆切を忘れていた、「ビッグイシュー」の連載とは別の「女性の古書店主が増え続けている」という内容の原稿、今朝、早起きして書きあげ送付。400字で7枚と、たっぷりした字数で書きやすかった。ありがたい。これ2枚で書いてくれ、と言われると、書けないことはないが、ざっくりした概観になってしまって、つまらない。乗って書きました。ひさしぶりに自著『女子の古本屋』を少し読み返す。いま気づいたが、単行本版の写真提供のところに、装丁者の倉地さんの名前がある。ひょっとして、お店の写真とか、倉地さんが一部撮ってくれたのかな。これが2008年の刊。この仕事がぼくの一つのピークであった。残り人生、いくつピークを作れるか。作れないままなら、消えるしかない。
これは盛林堂で買った、北原武夫『処女無価値論』桃源社。すごいタイトルですねえ。古書価は1500〜2000円ぐらい。アマゾンではヒットなし。女性の数だけ美人がいる、若い女性の欲求不満について、こんな時夫は浮気をしている、キッス学と書き放題。複数の女性誌に書いたというから注文があったということで、北原武夫は昭和三十年代、そういう存在だった。