昼、国立さんぽ。午後、家内と車で、三鷹上々堂」へ補充と精算。西荻音羽館」で溜まった新刊本を売り、「盛林堂」へ補充。大量の本を一日でさばき、また古本を各所で買う。
火野正平「こころ旅」大阪編で、交野、私市が登場。小学校の遠足などでよくでかけた私市のハイキングコースのとっぱなだ。源氏の瀧が映る。こんなのだったか。途中の道中も、旧街道に風情のある町並みがつづき、そそられる。子どもの頃は、電車ででかけたので、こういう好ましい風景は知らない。自転車ならでは、だ。交野は、日本の古典文学にも登場する由緒ただしき地名なり。
川端康成『山の音』を再読するが、やっぱりいい。川端の作品すべてを読んでいるわけではないが、これがベストではあるまいか。62歳の信吾に、自分を重ね合わせるように読んでいることに気づく。成瀬の「山の音」をまた見たくなる。山村聰原節子だ。