昨日、移動中の携帯に弟から電話。大塚まさじさんのラジオに出演した回2回目が先週放送され、それを聴いた知り合いが「お兄ちゃんの本を読みたいと言ってるけど、どれをすすめたらええやろ」と。うーん、と黙り込んでしまう。古本や本や文学に興味のない人に、おもしろく読んでもらえる本をぼくは書いているだろうか。車中で携帯ではちゃんと喋れないということもあり、いったん切る。やはり、ちくま文庫の『昭和三十年代』『貧乏』の二冊になるだろうか。
岩波の「図書」10月号に「本を読む」という文章を書きました。三省堂書店ほか、岩波ブックセンターなどで手に入ると思います。「図書」に書くのはずいぶんひさしぶり。
久世光彦の単行本未収録エッセイを集めた『嘘つき鳥』が幻冬舎から出ました。久世朋子さんと小泉今日子さんが巻末エッセイを寄せている。「本は流れて」は、自由が丘の古本屋で自著を見つけた話。
みちくさ市」にテレビカメラが入り、「あさイチ」スタッフが粘り強く撮影をしていた。しかし放送される時(10月になる由)には「みちくさ」はやっていない。同じ「キク薬局」前に店を出した塩山御大のところで、何度も大きな笑い声が上がっていた。塩山さんと話すのを楽しみにしている顧客がたくさんいるらしい。ぼくのところでは、作った「古本おみくじ」が全部はけ(数人、引いてもらうのを忘れた人がいた)、50名近くの人に本を売ったことがわかる。これを一つの目安としよう。「ますく堂」ファンのお客さんも数名あり。「応援してあげてください」と、つい父親のようなことを。
西荻の一箱は参加希望しそこなったが、追加で募集があり、いちおうエントリーする。本は売るほどあるんだ。
朝刊見たら、内澤旬子さんがサブちゃんの公演をルポ、というので、元気そうな写真がでかく掲載されていた。なんかキラキラ輝いている。「旬」のおんな、という感じであります。
今週、というか来週になるのか、三鷹駅前「三鷹ネットワーク大学」で2時から、講演をします。無料です。主催は三鷹市中央図書館。無料です。お申し込みは、図書館の方へ。0422−43−9151です。小平の図書館での講演に来て下さった方には、もうしわけないが、同じような話になることが予想されます。
さあ、一週間が始まった。