okatake2014-09-05

朝、玉川上水さんぽ。学校が始まり、途中、登校中の小学生の群れに遭う。まっすぐ歩かず、蝶がひらひら舞うように。
昨晩、もう酔っぱらっていたが、一本季刊の媒体の、匿名コラムの〆切が過ぎていることをメールで知らされ、ねじを巻き直し、なんとか日付が変わる前に送付。いつもネタは3つぐらい候補があって、直前まで決めず、取りかかることになる。もっと手の込んだ、洒落たコラムを書きたいと思うが、どうもうまくいかない。
さんぽから帰ってBSをつけたら、平尾昌晃の番組を途中から。布施明「おもいで」は、最初、平尾が歌っていたのか。布施は歌手をあきらめた平尾の分身のようだった。昭和43年、結核で岡谷の病院に入院。諏訪湖が写る。最後の青春18を使い、来週、諏訪へ向うつもりでいたからびっくり。山口洋子・平尾昌晃・五木ひろしのトリオが、平尾ミュージックの完成形だろう。山口の詩が象徴詩みたいで、すごい。
午後、神保町。「愛書会」経由「コミガレ」へ。塩山御大と遭遇。ぼくはちょうど3冊揃えたところ、お茶に誘う。「みちくさ」参加に失敗したこと。盛林堂の貸し棚の話など。神保町シアターへ映画を観にいくという御大と別れ、サン毎で本選び。おお、松家仁之さんの新作『優雅なのかどうか、わからない』が出たぞ。こいつは楽しみ。受贈され、往きの電車で読んできた飯島洋一『「らしい」建築批判』青土社を混ぜる。
帰り、西荻下車。盛林堂で精算と補充。音羽館へも寄って、ヒゲをたくわえた広瀬くんとおしゃべり。何冊か買う。「今日、国分寺の古本屋さん(雲波)、オープンみたいですよ。古ツアさんは、たぶんもう行ってるでしょう」と。そうか、今日か。帰り、途中下車して「古本雲波」へ寄る。「くもは」か「ウンパ」か「くもなみ」か。あれえ、これはいい店だわ。まだ木の匂いがプンプンする。詳細なレポートは古ツアさんにまかせ、充実した音楽棚から、友部正人のエッセイ集『ちんちくりん』詩の世界社と、それを増補した『ちんちくりん』ビレッジプレス版と、どちらを買うか、一瞬迷うが、買うとしたら増補版に決ってるんだが、前者は見たことがない。ええい、と両方とも買うことに。200円均一の「たくさんのふしぎ」から宮脇俊三の『青函連絡船ものがたり』と『御殿場線ものがたり』を買う。店内に、ぼくの本がたくさんあったので、お金を払うとき、ご主人に少し話しかけたが、慣れないレジ打ちに集中されていたので、「あ、話しかけないほうがいいですね」と止める。全般に値付けはかなり安め。片岡義男がかなり揃っていたが、買える値段。早い者勝ちですよ。