失礼しました。西荻のモンガ堂さんもブログに『親子の時間』写真と紹介アップしてくれています。http://monganao.exblog.jp/
まだ見落としがあるやもわからない。ますく堂も早くに紹介してくれています。
あれこれ、準備事項や〆切などで、まわらぬ頭が錯綜している。今朝も忘れていたゲラ戻しをいくつか。来たらすぐ返すが鉄則だが、自分の書いた原稿(それなりに苦労して)を、すぐ見たくないという気持もある。
2009年に出た『地図から消えた東京物語』は、近過去の1986年の東京と現在(2009)をエリアごとに比較している。1986年ぐらいだと、ついこないだ、という気もするが、たしかにレインボーブリッジも東京ドームも恵比寿ガーデンプレイスもなかった。ぼくが目撃した同潤会アパートは代官山、表参道、江戸川の三つだけ。それでも、みな消え去った今、見ておいてよかった。1990年上京だから、危うく「消えた東京」に間に合っている。
「団地」の章で、晴海の公団アパート(映画「しとやかな獣」に登場)の紹介があり、前川國男設計の斬新な高層アパートで、1996年解体とある。かつて種村季弘もここに住んでいた。考えたら、上京して入った出版社が92年末に左前となり、仕事がなくなり、それでも出社していた(再放送の倉本聰ライスカレー」を毎日見ていた)が、社長の息子を誘って、よく東京を散歩した。晴海へも「海、見に行こうか」と出かけたのだ。しかし、そのとき、知識がなく、晴海アパートは眼中になかった。惜しいことをした。