okatake2014-07-18

昨日、「サン毎」経由「ギンレイ」へ。「旅人は夢を奏でる」を見る。35年ぶりに現れた、巨体の父親を前に、困惑する著名ピアニストの息子。幸せそうに見えた息子はじつは妻娘と別居中。父親は息子を連れて、車で旅に出る。この父親、めちゃくちゃで、パスポートも偽造、車はレンタカーと言いながら盗難車で、旅の費用は、コンビニで強盗したもの。ただし、凶悪な感じではなく、この父親のかもしだす雰囲気もあるが、あくまでユーモラス。ぼくは、ずっと監督は、アキ・カウリスマキだと思ってみていたが、ちょっとタッチがいつもと違うなあ、と。あとで確かめたら、これは兄のミカ・カウリスマキの作であった。
荻窪「ささま」の外で一冊、なかで二冊買い、「ブ」で久々に「タンタン」を買う。これ、持ってたっけかなあ。まあ、いいや。風呂で読もう。続いて西荻へ。「音羽館」で『新宿ACB 60年代ジャズ喫茶のヒーローたち』という大判の本を1800円で買う。ここに「新宿ACB」の当時のスケジュールちらしが、多数収録されている。こういうのが欲しかったんだ。さすが「音羽館」。
音羽館では夏葉社・島田くんとバッタリ。和田誠装幀の函だけ、できあがった見本を持って、庄野潤三親子小説集『親子の時間』の営業中だという。函だけ、見せてもらう。うーん、これは。さすが和田誠という仕上がり。そこに編者としてぼくの名前がある。考えたら、函入りの本も初めてなら、和田誠装幀というのも初めて。ただただうれしい。今週中にはできあがる由。それを持って、島田くんと再び、庄野家に挨拶へ行く予定。