むっとする湿気と暑さのなか、午後、恵比寿へ。筑摩の青木氏と待ち合わせ。資料を受け取り、お昼。近くに戦後すぐからあるような、路地マーケット「えびすストア」を教えてもらう。へえ、知らなんだ。さっきお昼を食べたそば屋の裏手入口になるのか、もこのマーケットにあった。くねくね歩くと駅前へ戻る。フシギな感じ。けっこうシャッターの閉まった店もあったが、超駅前に、よくぞ存続しているものだ。
少し打ち合わせして、会社へ戻る青木氏と別れ、芸能プロ「ケーダッシュ」へ。会長の川村龍夫さんに取材。なかにし礼が、日本テレビ界の黄金期に音楽番組を次々作った敏腕プロデューサーを実名で描いた『イカロスの流星』に、川村さんの名前がひんぱんに出てくる。芸能界のドンの一人なり。堺正章さんの話を聞く。キャリアの厚みを感じる、おもしろい話ばかり。
筑摩書房へ移動。『貧乏は幸せのはじまり』50冊にサインと落款。まだ出たばかりだが、出だしの調子がいい、という。うれしい。
帰宅後、往来座の瀬戸くんからメールをもらい、なんと市場で落とした堺正章資料を譲ってくれるという。なんという奇遇。ありがとう。こういうこと、あるんだなあ。
うれしくて、夕食時、つい飲み過ぎ、沈没。「プロフェッショナル」「サラメシ」「カヴァー」とNHKを連続視聴。エゴ・ラッピン、こういう顔していたのか。関西弁だな。そうか、男女二人組か。江利チエミの「奴さん」の映像流れるが、めちゃくちゃかっこいい。
五反田遊古会と和洋会の目録、風呂でしげしげ見る。勉強になるなあ。