okatake2014-04-27

うららかなる晴天の日曜日。まずは高円寺の即売会2日目へ。100円、200円でけっこう買える。最高が300円。10冊数冊は買ったか。新宿経由山ノ手線で日暮里へ。車中、加藤芳郎『まっぴら君』の大型本を熱心に読んでいるおばさん目撃。「読む人」としてスケッチ。千駄木ストリートの元祖一箱古本市、表彰式のプレゼンテーターに任命され、いちおう全ブースを回る。途中、向井総帥一行と遭遇。ハルミンさんとは久しぶり。まわりにいる女子に「ハルミンさんに触っとき」と言うと、みんななでなで。ハルミンさん「うつるよー、うつるよー、独身がうつるよー」と壮絶なギャグを放ち、その秀逸にのけぞる。ぼくが大阪人として、半世紀かけて紡ぎ上げたギャグの技術が、このひとことで吹き飛ぶ。
谷根千はたいへんな人出。坂を上り下り、路次をくねくねして、とにかくノルマを果たす。今回、ユニークな出店が多く、あちこちで声もかけられ、ことばを交し、ほうろうに着いたときは力尽きていた。歩数計は1万歩超え。ミカコさんに、表彰の候補とプレゼントを委託し、早々と離脱し、家路につく。表彰式をパスしTごめんなさい。
「一箱」でのいちばんの買い物は、「ひつじ」で買った二つサイコロの入った球形の小物と、「ほくろ堂」(本当に口元にキュートなほくろのある女性が店主)で買った中川三郎『新しいダンス』か。そのほか印象に残った出店は、安部公房だけを集めた店、「オバケダイガク」、「カンザキヤユカリ堂」、「モロ古書」など。「たけうま」さんが、律儀に出張出店。村岡花子訳『雨に歌うエミリー』を出品していたのはタイムリーでさすが。