今日、思い立って川越へ。最後の桜を車窓に見ながら、直通電車を選んで向う(ほとんど東村山で乗り換え)。駅前で古本市が開かれているのだ。ワゴンが10数列(×4)。これならじっくり見られる。加藤一郎『文壇資料 戦後・有楽町界隈』講談社500円ほか諸々。この「文壇資料」シリーズ、ほとんど揃えていたが、処分してしまった。見ると、やっぱり面白そう。駅改札からどっと押し出された観光客の群れも、古本には見向きもしない。電車のなかで、外国を含め、どこへ行った、あれを食ったと大声で自慢していたおばあさんも、さっさと時の鐘のあるメインストリートへ。
こちらは、古本市と2軒「ブ」を偵察して、さっさと帰ってくる。さいきんは、撮った写真をすぐ、100円ショップのプリント機でプリントすることにしている。一枚20円。これまでカメラ屋で30数円払っていたので、こちらのほうが安い。しかもすぐできる。写真も相当たまってきた。どんどんアルバムに押し込んでいく。
歯医者を予約したのに、保険証が見当たらず、予約を取り消す。あれえ、どこへ行ったんだろう。二度にわたり、部屋を片付けたのが悪かったか。
また週末、バタバタと動き動かされ。
横尾忠則自伝『波乱へ!!』を、少しパラパラ読み始めたら、めっぽうおもしろい。上京してからの話。神戸新聞時代からの知り合い、灘本唯人が遅れて上京してきて、赤羽団地(!)に住む。横尾が訪ねていって、お土産と今川焼を出したら、灘本が怒り出した。灘本は甘いものが大嫌い。たちまちケンカになって、今川焼のぶつけ合いが始まった。どちらも変人ですよ。