芸術新聞社ウェブ連載「人生散歩術」の吉田健一の巻1がアップされています。ちょっと手が入るかもしれませんが、とりあえず。
http://www.gei-shin.co.jp/comunity/23/9.html
今日、午後に京都から帰還。郵便への返事、メール返信、各種連絡、ゲラ戻しなどに忙殺される。一件、連絡を忘れていたことに気づき、あとで慌てる。
夕方、寝てしまう。あとは読む読むの日々。
京都では「家庭の事情」を済ませ、古本屋めぐり。「ヨゾラ舎」、「星と蝙蝠」など、できたばかりの店も見られたし、善行堂で客とのやりとりも感心しながら見た。ここいらは「古通」次回に書くつもり。これまでのようには、京都へ行けなくなるかもしれない。
行きの新幹線ではディック・フランシス最後の作品を再読、帰りはロバート・B・パーカー『忍び寄る牙』を読む。アル中で警察を一度クビになったジェッシイが、それでも酒に手を出す。「最初の一、二杯は人生そのものだと思っている。気を和ませてくれる滑らかで泡立った厳しい一杯なのだ」。
4月が始まった。ちょっと頭を整理して、着実に、仕事をこなしていこう。
京都へ持っていった本で、ううむとうなったのは、新潮新人賞滝口悠生『寝相』。新しい才能を感じさせる異相の作品だった。予測不能の展開。