okatake2014-03-18

春の嵐、荒れ狂う。午前中に「古通」の原稿、なんとか送付。「谷川書店」の閉店と、「水中書店」を中心に、中央線で新しくできた古本屋を紹介。駆け足の紹介となった。
午後外出。荻窪下車。郷土博物館分館へ。開高健展の図録がここで手に入ると聞いたのだ。分館、まったく人の影がない。受付で図録を買う。これが、いまやろうとしていることの一級の資料となる。いやあ、ありがたい。一挙、調べが進む。これを持って、下井草駅まで歩く。途中、開高が上京して初めて住んだ家のあたりをうろつくが、特定はできなかった。今度は井荻まで歩き、二つ目の家へ。どちらも人家はまばらで、昭和30年代初め、畑と雑木林だったという。
帰りはバス。荻窪「ブ」をちょっと触って、「デ」の喫煙室でアイスコーヒー。ザ・ピースを2本吸う。
娘の卒業、大学進学、夫婦の誕生日(10日以内で近接)も、すべてひっくるめて、少しだけ上等な夕食を食べにいく。今日はいちにち、開高健のことを考えていた。開高は58で死んでいる。ぼくはもうすぐ57だ。