okatake2014-02-20

ひたすら「サンデー」の仕事。震災関連本特集、ということで、なかなかはかどらない。ヘヴィな本が多いのだ。
河出から福間健二監修『佐藤泰志』が届いた。「そこのみて光輝く」映画化に合わせた出版。ぼくは堀江敏幸さんとの対談(週刊読書人)の再録、それに「上京者としての佐藤泰志」を書きました。若き日の佐藤、子どもと一緒に写した佐藤とか、写真もたくさん。ついにここまで来たか。そうそう、この本には金子「二月十四日」彰子さんも文章を寄せている。佐藤泰志の文庫化について、ツィッターその他でアクションを起こした人として。
午後、「水中書店」へ、溜まった新刊を売りに行く。いつもは「音羽館」へ持っていくのだが、しばらく「水中書店」を支援するつもりで。車で行く。店頭均一で少し、店内で村野美優詩集『セイタカアワダチソウのうた』(港の人)を、装丁に惹かれて買う。それに25センチ版のダークダックス「ロシヤ民謡集」レコードも、これもジャケ買い。あとで調べたら1957年発売で、ぼくの生まれた年だ。当時の定価が1000円。いま、物価が20倍として、2万円ぐらいの感じか。高い。レコード、高かったんだ。映画の入場料は150円だった。それから換算すると1万数千円。それでもまだ高い。
帰り、昨日も寄った三鷹緑町「ブ」へ。なんと、単行本250円、文庫新書が100円になっていた。どんどんダンピングしていくつもりか。少し焦って買い込む。
机の上に『セイタカアワダチソウのうた』がある。それが目に入る。それだけで、ちょっといい気分になる。霊験新たかな詩集という存在。