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道の傍らに寄せられ積もった、排気ガスで黒くなった雪のあいだを、よろよろと自転車を漕ぐ。某所で中古レコードを即売していることを知り、駆けつけた。探すにはドーナツ盤。これは、工作舎・石原くんのシングル蒐集話を聞いて、伝染。がさごそと26枚買う。ばかだなあ。かまやつひろし「どうにかなるさ」、ピンキーとキラーズ「恋の季節」、ザ・ぼんち「恋のぼんちシート」、映画ジャケットの南佳孝「スローなブギにしてくれ」、小柳ルミ子「赤い燈台」（は、岡本おさみ・よしだたくろうコンビの名曲）など。プレイヤーがあるから、それでじゅうぶん聞けるのだが、もっと手軽に聞けるように、アマゾンでカバン型のスピーカー内蔵のレコードプレイヤーまで注文してしまう。怖いなあ。どうしよう。まあ、いちばんの買い物は、宮崎美子ジャケットの「いまのキミはピカピカに光って」（斉藤哲夫）だろう。