あたたかい。午後渋谷へ。某所で小林信彦インタビュー。ひさびさに緊張。それでも一時間たっぷり、あれこれお話をうかがう。名刺を渡したら、「ああ、名前、存じてますよ」みたいなことを言われ、そうか、そうですかと感激する。欽ちゃんとの本、すぐ増刷がかかったそうだ。渋谷「ブ」へ寄ったが、CDの量がものすごい。他人を蹴散らして棚を見ている客がいて、ぶんなぐりそうになる。おれがいま見てるのに、なんだ、その目つき、態度。あぶない、あぶない。渋谷はいつだって鬼門なり。
「book5」最新号は片岡義男特集。いいところに眼をつけた。一度、大きな花火を打ち上げ、気づいたら、たとえば角川文庫では一冊も残っていない。これは、最後の大者の一人。今からでも、片岡義男の角川文庫、集めておいたほうがいい。