昨晩、「文藝」別冊『佐藤泰志』のための佐藤泰志上京論を10枚、苦労しながら、なんとか書きあげて送付。佐藤原作の映画「そこのみて光輝く」公開にあわせて、2月か3月頃出る予定。かつて「読書人」でした、堀江敏幸さんとぼくの対談も収録される。
少し眠って、「ビッグイシュー」用、平松洋子『焼き餃子と名画座新潮文庫の書評原稿を早朝送付。
そう書くと忙しそうだが、もっと早くに着手しておけば、ゆったりと過ごせたのだ。自業自得、というしかない。西村賢太私小説書きの日乗』角川書店は一気読み。「新潮」の文芸編集者とケンカしては手打ちで焼肉、を繰り返す。これも「芸」か。テレビにもずいぶんよく出ている。クイズ番組。北野武との邂逅と、一緒に飲んだ一夜の興奮が初々しくていい。しかし、寝る前のインスタントラーメン始め暴食は止めたほうがいい。ドキドキする。
先日、タバコを吸い始めたと書いたが、一週間で10本も吸っていない。とめどもなく解禁、とはならないようだ。昨日、午後に玉川上水を散歩しながら一本吸ったが、これはうまかった。休日とあって、ずいぶんジョギングしている人の姿を見かける。空気は冷たいが、陽射しが強く、気持ちがいい。
グーグルマップのストリートビューにハマって抜け出せなくなり、二時間ほど遊ぶ。最寄りの駅から、卒業した高校までたどってみるが、途中迷ってしまう。すべての道が検索できるわけではない。高校は廃校となり、広い敷地は工事用の塀でめぐらされている。寒々しい光景。どこにも記憶が残されていない。昼やすみ、学校を抜け出してよく友人と行った大衆食堂「かどや」(焼きそば大、しか頼まなかった)も消えていた。