高田理惠子『男の子のための軍隊学習のススメ』ちくまプリマー新書は、タイトルを読むと腰が引けるが、じつにユニークな戦争小説、というより軍隊小説論で、いろんなことを教わった。じつにおもしろい。ぜひ、チェックされたい。軍隊(とくに陸軍)における新兵たちは、裁縫、洗濯、掃除など、女のいない空間で主婦の仕事をさせられた。一種の「女らしさの学校」であった、というような指摘は言われてみればその通り。軍隊におけるインテリの位置や、末期になって召集される老兵(といっても30代)の話など、ぼくはこれまでじつにぼんやりとしか、軍隊のことがわかっていなかったことが、この本でよくわかった。もちろんそのことを恥じている。
ビッグイシュー」用にどうかと、ロバート・ハリスポンペイの四日間』ハヤカワ文庫を読み始めている。どうも、ヤマザキマリの『テルマエ・ロマエ』の絵が目の前をちらつく。映像の手がかりは、いまのところ、どうしてもそうなる。
日曜なのに、また年賀状が10数枚届いた。元旦に書いたらしきものも混じっているが、届くのは今頃になるのか。
じつは、昨日から、家の外でだけだが、タバコを吸い始めている。10年以上止めていたので、罪悪感があり、その罪悪感がたまらなく快感である。買った一箱を吸い終わったら、また断煙するつもりだが、どうなるか。ほんとは「ザ・ピース」を吸うつもりで、吸い始めたのだが、どこにでも売っているわけではない。コンビニなんかにはないのだ。