okatake2013-12-23

昨日はヨコハマ。古ツアさん本刊行記念の、限定6名の参加者を募り、古ツアさんがガイドするヨコハマ古本屋ツアーを敢行。関内「ドトール」で待ち合わせたのだが、知ってる顔が2人、ほか初対面ながら、なんとなく「一味」だとわかり、難なく集合。中島古書店を皮切りに、締めが「たけうま」さん。途中、けっこう歩いたが、大岡川沿いの不思議なスナック街「都橋商店街」など、見るべきもの多く、東京にはない風景に興奮する。古ツアさんが組んだツアー選抜の店もどれも個性的で、ぼくも含め、みなさん熱心に棚を見て、よく本を買っていた。
4時半頃ツアーを終え、飛び込みで入った中華の二階で打ち上げ。ここでまた、えんえん古本、古本屋話。なぜ古本屋がかくも我等を夢中にさせるのか。
今日はいちにち、本読み。横浜はしかし、さすがに遠く、行き帰りの車中で、梶原啓一『「東京物語」と小津安二郎平凡社新書をほぼ読了。「東京物語」を、もう何回目になるか、また見たくなった。
来年、新春4、5日と西荻にわとり文庫」で「100円均一大会」が開かれる。「座・高円寺」の古本市で博子さんからチラシをもらう。これは、ぜったい、いいものが出ますよ。そうそう、このとき、前から欲しかった新潮フォト・ミュゼ、桑原甲子雄『東京1934~1993』を2500円で「ポラン」さん出品から買ったのだった。なかなか見ない一冊。森まゆみさんが、疲れたり、イヤなことがあったりするとこの写真集を開く、という意味のことをどこかで書いていた。わかりますねえ。2500円の本を迷わず、即決で買うのはひさしぶり。桑原が写し残した東京がたまらなくいい。ほとんど詩集だ。
「たまら・び」82号の第二特集が「多摩 まちの古本屋さん案内」。トップのやや長いリード、という感じの文章をぼくが書いてます。各古本屋ガイドのライターは北條一浩くん。古本泡山くんもドカンと取り上げられ、青梅線の珠玉「中神書林」も一ページで。海ねこさんも。いい特集になってよかった。