okatake2013-10-24

サンデー10本勝負、日付をまたぎこしてなんとか送付。「いちおし」は太田和彦『みんな酒場で大きくなった』(京阪神エルマガジン社)。居酒屋対談もおもしろいが、著者の仕事場やノートなどが開陳されている部分にも強い関心を持つ。角野卓造が意外な本格的酒飲みであることもわかった。太田和彦は、週に二日、休肝日をもうけている由。えらいなあ。
短評ながら、マラマッド『魔法の樽』岩波文庫も取り上げる。見落としかなあ、訳者解説に夏葉社『レンブラントの帽子』への言及がないみたい。あったらごめんなさい。『実録 ドイツで決闘した日本人』(集英社新書)も、まったく知らない世界の、すごい本でした。
「考える人」メルマガで、編集長の河野通和さんが、『蔵書の苦しみ』を取り上げ、御自身の体験も含め、蔵書のあり方を一考されています。なるほどなあ。
http://www.shinchosha.co.jp/mailmag/kangaeruhito_html/
今日は直接「サンデー」編集部へ。本選びを終え、両国。民家ギャラリー「緑壱」さんを訪れる。気さくなご夫婦が定年退職後に自宅を改築して始められた。この空間を使って、リコシェのプロデュースによる、ぼくの展示イベントが11月13日から30日まで開催されます。これまで、本のために描いてきた挿絵の展示販売と、新たに書いたオリジナルの絵も展示販売します。古本も売る予定。会期中、24日(日)午後3時から、同画廊でトークもします。また詳細、お伝えします。都営大江戸線「両国」からだと5分ぐらいか。「ブ」も近くにある。よろしく、どうぞ。
これなんか、巧く描けたと思うんだが、どうでしょう。森見登美彦さんです。