先日、「スーパー源氏」神保町店に、ぼくの古本を並べてくれるというので、二箱送る。昨日は、上々堂へ追加補充と精算。8月9月、暑かったせいか、売上げは芳しくない。これがぼくのコーナーだけで、上々堂全体はそうでもない、というのなら良しである。もともと、そんなに儲かるはずも儲けるつもりもない。いや嘘だ。やっぱり売上げが多いとうれしい。「上々堂」には、丸谷才一『笹まくら』新潮文庫新版を補充しました。
昨夜、ある本を探して、外国文学の文庫を並べた棚を整理していたら、ポロポロとロバート・B・パーカーのスペンサーものが出てきた。みな、さいきん買ったもののダブり。なんだ、持ってたのか。そうだろうな、と思っていたが。この分では、あちこちに積みあげた文庫の山を崩せば、まだ出てくる可能性がある。涼しくなったので、ちょっと整理してみるか。
夜中、寝床で新潮文庫の足穂を読む。これもカバー(小浦昇)と本文組の変わった新版で読みやすい。しかし、この『一千一秒物語』、めったに見ない。「ブ」でも、さいきん「い」の棚をチェックしているが、ほとんど見ることがない。ぼくが所持しているのが40版で、かなり出回っているはずだが。ちくま日本文学の足穂集と並んで、よくできた一巻本の足穂選集になっている。あ、そういえば、河出文庫の足穂も、近ごろ、あまり見ないなあ。半額棚にはあるのかしらん。