okatake2013-10-14

午前、BSで、1963年のNHKドラマ「青春放課後」を見る。小津と里見弴が脚本を手がけたということで今回の再放送が話題となった。それをうっかり忘れていて、90分のうち頭30分を見逃す。
『青春放課後』(せいしゅんほうかご)は、NHKで1963年(昭和38年)3月21日に放送された単発ドラマ[1]。放送時間は88分[1]。里見弴と小津安二郎の共同脚本[1][2]。翌1964年(昭和39年)に再放送されている[1]。製作当時は録画技術が発達しておらず残存していないと思われていたが、2013年(平成25年)に映像が残っていることが分かり、同年10月14日にNHK BSプレミアムの「プレミアムアーカイブス」で約50年ぶりに放映[1][2]。
キャスト[編集]

佐々木千島 - 小林千登勢
長谷川一郎 - 佐田啓二
緒方あや子 - 杉村春子
山口信吉 - 宮口精二
金子三枝子 - 環三千世
山口ふみ - 三宅邦子
緒方省三 - 北竜二
佐々木せい - 西口紀代子
三枝子の夫 - 高橋幸治
京子 - 稲野和子
ローガン - マイク・ダニーン
料亭の女将 - 藤代佳子
バーのマダム - 南美江

  • 宮内順子

その他 - 文学座
スタッフ[編集]

脚本:里見弴、小津安二郎
音楽:斎藤高順
演出:畑中庸生

小津映画おなじみの音楽の斎藤高順。北竜二、杉村春子佐田啓二三宅邦子など小津組がキャストに加わり、婚期の遅れた娘とおじさま族というテーマ、セリフまわしなど、いかにも「小津」ふう。しかし、小津映画のストーリーやセリフを、他の演出でドラマや映画化しても、惨憺たる出来になるのは過去の例でわかっていた。あの独特で厳格な撮影スタイルがあって、小津の世界は成立する、と今回もよくわかった。しかも、小林千登勢の京都弁は変だ。
リコシェ柳ケ瀬さんから、ちょっと大変だが、うれしい企画が舞い込む。いつも、心配してくださって、そのお気持ちを、いつもありがたく一方的にちょうだいしている。秋にひと風吹かすか。馬の鼻先のニンジンが必要だ。詳細は決まってから、また告知いたします。
書評用に選んだ、桑原甲子雄写真集『私的昭和史』上下(毎日新聞社)が、すばらしく、ヒマがあると見て楽しんでいる。
南沙織「哀愁のページ」