今日、午前、五反田で少し買う。金沢文圃閣さんと、階段で立ち話。いい男だなあ。情報収集も古本の蒐集も、ほんと、熱心ですよ。こうでなくちゃ。金沢へもまた行こう。
昼食「ゆで太郎」で鶏天そばを注文するが、どう見ても、順番が後から来た人に7.8人は抜かされている。どんどん頭に血が上り、手足が奮える。目の前がマックラになる。やっと来たが、ほんとうに暴れる寸前だった。むかむかして、まるで味がしない。くそぅ、恨みはらさでおくべきか。
もっと、おだやかに生きたいのに、なぜ、世の中はこうもジャマしてくるのか。 
傷だらけの心で神保町へ。芸術新聞社でイラスト手渡し、タテキン、講談社文芸文庫が大量に200円から出ていたが、うーむとうなってパス。コミガレで3冊。ドトール前で、Wくんにばったり。おやおやと、またドトールに引き返し、ふるほん雑談。少し気が晴れた。これは、神様が、与えてくださった邂逅か。
サン毎で本選びして、「パレアリス」で著者インタビュー(「日刊ゲンダイ」)の取材を受ける。インタビュアーは初対面のフリーのライター。なんでも、優しく答えようと努める。カメラマンが遅れてきてあやまっても、「いや、ぜんぜん平気ですよ」と声をかける。人生は修業だ。
帰り、もう、どこへも寄る元気がない。いや、じゅうぶんだよ、と言われそうだが。
酒量ふえて、ずぶずぶと傾斜を転げ落ちていく、気分。
これ、「探偵ナイトスクープ」の名作ですよ。23年間、会話のない父と母。