昼前、無事帰還。旅先では眠れないタチで、眠たい。
広島では「古本交叉点」、古本カフェ「本と自由」。福山では毎日福山支局I記者の全面的なご協力により、「ふるほん文庫やさん」倉庫を見てきました。驚くべき事実も! 聞き込みも初体験。大阪では「矢野書房」「クライン文庫」両氏に話を聞く。ちょうど天神祭の日にぶつかり、移動は大変な目にあった。その夜は京橋で、高校時代からの友人・白石と「王将」とカラオケ。
2時間ほど熟睡。こういう質のいい眠りが、旅先では得られない。いいうんこも出ない。家が好きなんだなあ。眠気ざましに、数日放置してあった「ブ」を触りに行って、さそうあきら『ミュジコフィリア』1、2巻を買う。105円じゃないですよ。知らなかったなあ、さそうあきらにこういう新作があったなんて。京都の芸大を舞台に、腹違いの兄弟、そして現代音楽の世界を描く。これはもう、さそうあきらタッチですよ。やっぱり京都はいいなあ、と今朝までいた土地のことを思う。
en-taxi」39号が出ました。ぱらっと開くと「武志くん」の文字が見えてドキッとするが、これはぼくの原稿ではなく、藤野可織「狼」。ぼくのは、いちおうこの号から「新連載」となった「ここが私の東京 続・上京する文學2」。今回は「庄野潤三石神井、そして生田」。がんばって書きました。チカラが入っています。着地点を見出せず書き始めて、最後の最後で、ああ、ここが着地点だと気づいて、原稿をまとめた覚えがある。次回は「司修と赤羽」。その次は開高健を予定しています。自分でも楽しみになってきた。
受贈書、雑誌、あれこれいただきながら、紹介できず、すいません。