昨日、上京してきた善行堂と、神保町のカフェでまったりしていたら、島田くん(夏葉社)発見。ぼくが神保町にいるのは珍しくないが、善行堂がいるので驚いていた。今夜、「東京堂」で『本屋図鑑』刊行記念のトークがあるという。そうか忘れていた。できあがったばかりの見本から得地直美/本屋図鑑編集部『本屋図鑑』を一冊もらう。日本全国津々浦々の、エース級の書店から、町に根を生やした草莽的個性派書店、ふつうの町の書店などをすべて実地取材して網羅。しかも普通なら店の外装、内観を写真でいくところを得地さんの絵にした。これに頭が下がった。
この本について語ろうと思えば、明日の夕方まで語る自信がある(「めしばな刑事」より)が、TSUTAYAを取り上げるのに、枚方駅前本店、というのにしびれた。住所が岡東町。わしの地元じゃ。岡東町、なんて地名を、東京で見ることになるとは。
そのほか、しびれた本屋がたくさん。「ロバの本屋」は、最寄り駅からバスに乗り、バス停を降りて35分というから、秘境に近いアクセス。住所をグーグルパップでググルと、あたりは真っ白。しかし、ここには古本棚があるという。古ツアさん、頼んます。夏の青春18で。
夏葉社特製、お金がかかった、という「夏葉社の本」という、とても瀟酒な出版目録をもらう。古書価がつくこと間違い無し。ビニール袋に入れておこう。
善行堂とは、夜の「BIGBOY」で、いい音でジャズを聞きながら、互いに他人には聞かせられない本音や愚痴を。まったく、いろんなこと勝手に威丈高に言ってくる奴がたくさんいるなあ。いちいち反論していられない。いい仕事をして、人には優しくして、座は楽しく盛り上げて、地道に「徳」を積んでいくしかない。人生は修業だ。
「今夜は最高」に、小津のパロディあり。