okatake2013-06-13

なんで、いままで気づかなかったんだろう。そうだよ、ユーチューブで「古本屋」ネタが拾えるんだ。これは「古書ほうろう」の、けっこう長い紹介。いい出来。

これは、大阪・京橋の自宅古本屋「メガネヤ」だって。知らんかったなあ。現在は、移転したみたいです。
南森町のメガネヤの場所は (こちら )大阪市北区南森町2-3-29-208

これも知らんかったなあ。はい、もうやめます。仕事をします。

午後、図書館で庄司紗矢香CD2枚借り、廃棄本棚から、矢牧一宏遺稿・追悼集『脱毛の秋』(1983)をありがたくもらって帰る。後ろ見返しに貼られた貸出票を見ると、この30年、一度も借り出されることはなかった。矢牧といえば、まず「世代」、そして芳賀書店、天声出版(血と薔薇!)、都市出版社で『家畜人ヤプー』、出帆社などと編集畑歴戦の勇士。収録の追悼文、村井志摩子荻窪駅の美少年たち」という文章がいい。享年は56。うーむ。
ちくま文庫新刊、高橋輝次編著『増補版 誤植読本』をいただきました。カバーは林哲夫間村俊一という名コンビ。解説は堀江敏幸と豪華です。書き手も豪華。この本は、「誤植」という負の部分に眼をつけて、文章を集めた高橋さんの手柄。「誤植」というコトバさえ知らない読者もたくさんいる。それはそれで幸せ。誤植はどんなに気をつけても起きるミス。人間らしいミス、と言ってもいい。しかもそれを見つけた人は、鬼の首でもとったように言い立てる。「致命的なミス」と言われたこともある。世の中に「致命的」なこと、なんてあるのかね。誤植の指摘は大変ありがたいが、少しだけ気をつかって指摘してもらえると、大変ありがたい。ダメかなあ。甘いですか。相当、傷つくもんなんですよ、著者は。『誤植読本』、これはおもしろいです。請け合います。