いつもの金曜日コース。カバンにはゲラが入っている。
「ギンレイ」で一本。「最強のふたり」。これは実話をもとにした映画で、富豪だが心が虚ろな車椅子生活の男(リンカーン・ライムと同じ障害)と、彼を介護する陽気な黒人の若者の話。「手錠のままの脱獄」の変奏といってもいいだろう。よく笑ったし、後味がいい。
「コミガレ」や古書会館でひっかかりながら14冊買う。バカだなあ。
「古書通信」連載は「メタセコイアの実をポケットに 唐木田『ジャルダン・ブック』」を書いたが、もう「ジャルダン・ブック」さんはこの地にない。ううむ。
「サンデー」短評で紹介したのだが、白坂依志夫『不眠の森を駆け抜けて』が新書なんだが、新書の概念をはるかに超えた作りと編集、デザインワークで楽しませる。