okatake2013-04-17

昨日、ひさびさに「プリティ・リーグ」をテレビで見て、ジーナ・デイビスにすっかりまいってしまった。顔に土をつけた女性が、こんなに美しく見えるなんて。すぐさま、こちらはDVDを所持している、ジーナ・デイビスアカデミー賞助演女優賞をとった「偶然の旅行者」を見る。幼い息子を失ってから、糸の切れた凧みたいに放心でいる男性をウィリアム・ハート。別れましょうと切り出した妻がキャスリン・ターナー。これはアン・タイラーの同名原作による。俳句みたいに、短く、凝縮したラスト・シーンがいい。
そういえば、アン・タイラーの名を久しく聞かない。死んだわけじゃなかろうな。あ、検索したら存命です。そういえば、アン・タイラーの小説は、「偶然の旅行者」ぐらいで、映画化されていない。なぜだろう。その答えは、『パッチワーク・プラネット』(文春文庫)解説で山田太一が解き明かしている。なるほど。『ブリージング・レッスン』が、日本でドラマ化されたそうだが、山田太一は「ひどいものだった」と書いている。そう言われると、ちょっと見たくなりますね。この山田太一解説は本当にすばらしいアン・タイラー讃だ。
アン・タイラーを読んでいない人は、ちょっと人生を損していますね。午前中に「サンデー」原稿仕上げて、午後「多摩センター」へ。古ツアさんブログで知った「ジャルダン・ブックス」へ。http://blogs.dion.ne.jp/tokusan/archives/10967296.html
今日行くと、店を改装中(というよりレイアウト替え)で、全体の三分の一ぐらいのスペースで営業している。若い清楚な女性が店主。「栞子」さん候補。
片桐はいり『もぎりよ今夜も有難う』キネマ旬報社を750円で買う。全貌が明らかになったら、また寄りたい。このあと多摩ニュータウン散歩。廃校になった小学校を使った図書館へも行ってきた。それにしても多摩ニュータウン、丘陵地をうまく利用して、随所に芝生を植えた広い公園を擁し、自動車は入ってこないエリアが宏大で、とても気持いい。子どもを育てるにはいいところ。わざわざ行く価値あり。光明石温泉という浴場施設にも入ってきた。がらがら、だ。なんとか、次の「古通」に書けるか。