いかんなあ、雑用で日曜のいちにちが過ぎていく。
国立「増田書店」へ「ソトコト」5月号を買いにいく。どうせ買うなら「増田書店」で、と思った。「kotoba」の好きな書店で推薦しておいたら、同店でこの雑誌を平積みし、「岡崎武史さんが好きな書店として取り上げてくださいました」みたいなポップが貼られている。恥ずかしい。ただ「岡崎武史」となっておるのな。不思議なことに、一字ちがっても、自分じゃないみたい。あて名でよく間違われるのが「武士」と「武史」。ずっと間違ったまま、定期的に送られてくる郵便物もある。
「ソトコト」は図書館特集。「赤旗」で5回ぐらい、図書館について連載することになったので、その資料として。ほかのページは「スローライフ」宗教みたいな内容で気味が悪く、ただちに破り、特集分だけ残す。手に軽く、すっきりした。そうか小布施「まちとしょテラソ」の花井さんは館長の任期が切れたのか。武蔵境駅前に「武蔵野プレイス」という図書館ができていることを知る。丸さを基調にした斬新な作り。知らなんだ。さっそく行ってみよう。
三島「潮騒」が、そう言えば灯台ものじゃないか、と引っ張り出してくる。やっぱりそうだよ。
新潮文庫改版の小林秀雄『モオツァルト・無常という事』をガシガシとラインを引っ張りながら読む。この新潮文庫、大好き。紙もいいし、活字は精興社だし、注がくわしいし、解説は江藤淳だし。ほれぼれするできばえ。ただ、風呂で読んでて、湯船におっことしたんで、地の部分がごわごわ。新しく買い直そうかしらん。