まさに晴天。堺駿二の仮原稿、送付。
ずっと『卵をめぐる祖父の戦争』を読む。ううむ、これは傑作だ。
昨日、永江朗さんと控え室で「自由時間」時代の話をしていたが、永江さんは同雑誌のエースだった。あのころから、書けるライターだったのだ。レギュラーで仕事をしていた仲間のライターの名前が次々と出て、懐かしかった。唯一、いまでも連絡があるのは伊藤和弘くんぐらい。ほんと、みんな、どこでどうされているのだろう。その話を聞いていた内沼くんに、「おれたち、もまれてもまれて、なんとかしがみついてきたんだよ」と先輩づらして言ってしまう。ほんと、いろいろあったなあ。
そして西ブクの玉川重機くん。ちゃんと自分の思っていること、考えていることを、簡潔に、しかも印象的にことばにできる力をもっていて、すぐさま、雑誌で言えば、小見出し、タイトルが立てられる内容のことを喋っていた。そのことに感心した。彼が苦闘の年月を、それでもマンガこそ自分を生かす道だと、ずっとあきらめずやってきた話を聞いて感動した。彼は高知の出身。西原理恵子もそうだが、なんか、骨が太いなあ。しかも非常に繊細でもある。「ああ、いい奴だなあ」と思いながら話を聞いていた。やっぱり「草子」とお父さんは、どっちも玉川くんなんだ。
受贈書あれこれ、ありがとうございます。紹介しきれなくてごめんなさい。
森田健作「青春の旅」