okatake2012-12-29

新しいスケジュール帳に日付書き込み、一月分の「ギンレイ」や、古書展スケジュールも。今年のスケジュール帳見ていたら、「ギンレイ」は半分も行けていない。三分の一ぐらいか。忙しかった時期もあったが、そうでもないときもあり、なんでもっと行こうとしなかったのか。二本立てでひと月に二回番組が変わる(一年で48本見られる)のだが、1月から4月で見たのは「ミケランジェロの暗号」「ゴーストライター」だけ。5月「ソーシャル・ネットワーク」「マネーポール」、6月「サラの鍵」、「ゲンズブールと女たち」「人生はビギナーズ」、「ヒューゴの不思議な発明」。7月「戦火の馬」、またしばらく間が空き、11月「屋根裏のマリアたち」「ミッドナイト・イン・パリ」、「ドライヴ」。12月「テルマエ・ロマエ」だから、パスポート会員になってのアドバンテージぎりぎりだ。来年はがんばって、もっと見よう。
今年は仕事面では、単行本は「ご家庭にあった本」「上京する文學」の二冊だけ。年に一、二回出させてもらっていた「週刊ブックレビュー」が終り、ラジオ「森本毅郎スタンバイ!」のコーナーが足掛け9年で終り、5年続いた毎日夕刊の「あった、あった。」も6月で終わるなど、年収は落ちた。新しく始まった仕事は「日刊ゲンダイ」の連載。これは初めから期間限定で、来年一月いっぱい。
来年予定は、まず堺正章伝の再開。光文社新書ウェブマガジン連載の「蔵書の苦しみ」を一冊にする、その補筆と手入れ。あと、予定ですが、5月あたりに一冊、ちくま文庫に某書を入れてもらえるはずです。
彷書月刊」「古通」と書きついだ古本屋探訪の原稿も、工作舎が、また新しいアイデアで一冊にまとめてくれる、これも予定。「あった、あった。」の単行本化もペンディング中。
蔵書整理もままならず、今年も1月26,27両日、国立「ビブリオ」で合同古本市を開きます。
あと、頭の中にあるのは、紅白歌合戦と戦後史を重ね合わせ、さまざまな職種、人生を歩んだ一般の人の紅白体験を聞くという仕事をしたい。新書でどうだろうか。
振り返って一つ言えるのは、ぼくは人に恵まれ、周囲にいる人たちの応援でなんとかここまで来れたということ。そのことが支えになっている。来年3月28日で56になる。多くの同級生は57(善行堂もそう)になり、勤め人ならリタイアが見えてくる。そういう年齢であること、意識せざるをえない。
この時期になると聞きたくなる、三木助「芝浜」。映像が残っていないのが残念。