心は胸よりながもちする

okatake2012-12-28

また、鉄道、バスなど移動の夢を見る。いつもうまくいかないで不安になるというパターンだ。
朝からひと仕事。ジュリアード・クァルテットのベートーベンを聴く。
今日は、今年最後の「サンデー」へ。まだ、今年も10日はあるなと思っていたら、気が付いたらもう新年は目の前。空気がつめたい。スケジュール帳も空白に。
新潮文庫バイロン詩集』をアマゾンで注文。ブラッドベリ火星年代記』を風呂のなかで読んでいたら、火星でバイロンの詩の引用をする場面が出てくるのだ。登場人物の一人が、バイロンは「火星最後の詩人でも書きそうな詩です」と言う。
「われらはもはやさまようまい、/こんなにおそい夜のなかを。/心は今でも愛にみたされ、/月は今でも明かるいが。」
が一連。二連の「心は胸よりながもちする。」という詩行がいいねえ。
今年最後の神保町パトロール。コミガレに文庫がたくさん出ていたなあ。二冊だけ買う。「サンデー」で本を選び、「ギンレイ」で「テルマエ・ロマエ」を観る。「桐島」は次回とする。「テルマエ」は、まあ、もともと荒唐無稽といってしまえば、そういう話の面白さで、よく映画化したなあ、と思う部分と、どう考えても無理があると思う部分と半々。まあ、けっこう要所でクスクス笑ったから文句は言わない。
帰り、飯田橋の駅ビルに入っている書店で、「日刊ゲンダイ」の本選び。今回はマンガで行こうと決めていたが、いいのがない。というより、わからないのだ、最近のマンガの動向が。そしたら、谷口ジロー稲見一良の『猟犬探偵』2が出ていた。タイトルは『サイド・キック』。わあ、と心のなかで叫んでレジへ。年末に、うれしいプレゼントだ。
車中の読書はブラッドベリ