okatake2012-10-22

明け方5時に目覚めてしまい、CSで大河「太平記」を一回分見て、二度寝。おかげでへんてこな夢を見てしまった。
午前、ごたごたと月曜お決まりの雑用やら原稿送付。音羽館の広瀬くんと電話で話すなどもろもろ。
双葉社より花村萬月さんのエッセイ集『萬月な日々』をいただきました。芥川賞受賞してまもなく、取材させてもらったことがある。原稿に「芥川賞をゲット」と書いてクレームがつき、あわてて表現を変えた。そんなこともありました。
このごろ、「そんなこともあったなあ」と思うところ多く、秋だから、だろうか。
「二人古本市」も無事、トラブルもなく終了。やっぱりお客さんの質がいいですねえ。お洒落な中高年も目立った。女性もたくさん来てくれて、若い女の子が『上京する文學』を買ってくれたり、おかげで「ビブリオ」で用意した册数は完売。山口瞳各社文庫をほぼコンプリートで一箱放出したのだが、半分くらい売れ残ったのを「ビブリオ」に寄贈しました。なにしろお膝元ですらからね。
蔵書の惨状は、ほんの少し改善。しかし、有効活用するには、まだまだ減らさねば。新しいメンバーを加え、「三人古本市」「四人古本市」と続けていきたいと思います。季節は、いまがベスト、だな。来年は一月あたりか。「びぶりお」には掘りごたつが登場しているはずで、これも楽しみ。
おっと、いかん。季村敏夫さんから、震災後、各紙に発表された文章の集成『災厄と身体 破局破局のあいだから』(書肆山田)が送られてきております。帯かカバーか、その両方を備えた装幀は菊地信義
夕食後、「上々堂」へ精算と補充。今回、「二人古本市」の準備で手一杯で、ブンコまで手がまわらない。また、折りをみて、文庫だけ補充しにいこう。連雀「ブ」で文庫と新書数冊。ビーチボーイズ「ペットサウンド」を買うが、車のなかでかけると、「私、持ってるよ」と妻が言う。だからこれは、今度の古本市で処分だ。
今日、タテキンで室生犀星『蜜のあはれ』新潮社版(函入り・帯なし・初版)を100円箱から拾ったのだが、ちょっと検索すると、アマゾンで、8000円、2万5249円、2万7000円ついていた。おどろき。「日本の古本屋」は文庫はあっても、この単行本はなし。ぼくが見たのは3時過ぎぐらいだから、古本修羅者たちが、なぜ見逃したか。