春、晴れ、東向島へ

本日、快晴。本日午後6時から、東向島「寺島集会所」で、放浪トミー書房さんのトークがあり、ぼくが公開取材というかたちで、話をあれこれ聞いてみたいと思います。なんだか、酒を飲みながらのトークになるそうで、おもいっきりリラックスして、この元気な古本挺身隊の魅力を引き出したい。古本カフェ「こぐま」、百花園も近くです。なにより、ここは昔の遊郭の名残りを残す町。いっぺん行ってみたかった、という方は散歩がてらお出かけください。中央線族のかたは、総武線のりかえ、亀戸から東武亀戸線です。あれ、トミーくん、こんなかっこいいHPを作ってるんだ。 
http://horoshobo.com/?p=4985
トミーくんがそこで書いていて憶い出したが、彼が4年前に谷根千の一箱に出店しているとき、ぼくも出店していて、審査するため回っているとき、トミーくんと話している。ぼくは彼にこう言ったそうだ。「君は夢を売っているの?」(なんちゅうキザな)。すると彼は「旅を売っているんです」と答えたそうだ。
できすぎた話だが、そう言えばそうだった、と憶い出した。彼は日本全国を、本を売りながら放浪し、同時に「出会い」を作っている。そこが素晴らしいんですね。これが、今日、トミーと話すトークの骨格になりそうだ。
誕生日前日、火曜日の「古本酒場コクテイル」での『ご家庭にあった本』出版記念+三月生まれお誕生日会イベント(夜7時から)もよろしくお願いします。自由参加で会費はなし。めいめい、お気楽な気持ちでおいでください。『ご家庭にあった本』も持参します。サイン入りでお買い上げください。来ないと、カンチョーしちゃうから(堺正章さんのギャグです)。
http://koenji-cocktail.com/
来週は、「森本毅郎スタンバイ!」の最終出演もある。7年、隔週木曜の朝5時半起きでスタジオへ通ったのだ。前半は終わったあと、いまはなきキャピトル東京のレストラン「オリガミ」で朝食会にも参加していた。年に数度、帰りのハイヤーで葉山や藤沢、鎌倉などへ遠出したことも。4、5年しかやってなかったような気がしていたが、そう考えていくと、たしかに7年は経過している。テレビとは違う放送媒体のラジオの聞く力を、ぼくはこれで再認識することにもなった。取り上げた本の担当編集者から、よくお礼のハガキや手紙もいただきました。
旺文社文庫夏目漱石彼岸過迄』の挿絵が松野一夫なのだが、筆で走り書きしたようなタッチは、あの「新青年」の松野一夫? と疑われるようだ。巻末に松野のエッセイあり。貴重な一冊だ。