昨夜は上々堂へ補充と精算。ステーキガストで夕食。帰宅後、「ブラタモリ」「アメトーーク」と酒を飲みながら視聴していてたら、眠くなって沈没しそうになり、あわてて「サンデー」へ、柳沢きみお『なんだかなァ』書評を送る。
昨日はTBS終え、「ギンレイ」で「ミケランジェロの暗号」を観る。もう少しドキドキハラハラさせられるのに、それをやらないのは、やらないという意志が監督にあったのか。それをやらないために、かなり無理のある設定にちょっと疑問を持つ。おもしろくなかったわけじゃない。
会期は20日までだったか、梅棹忠夫展を観ておこうと思い、江東区りんかい地区にある「日本科学未来館」へ。ひさしぶりに「ゆりかもめ」に乗る。はあ、周辺の近未来的風景といい、空中を走るようなモノレールといい、たまに乗るとおもしろい。しかし、この人工的な島、小さな建物がまったくなく、にょきにょきスケールの大きな建物が大雑把に生えていて、舗道も広いため、歩いていて縮尺スケールを極端にしたような人間の卑小感を、なんて考えて、ふわふわ気分が悪くなってきた。こういう領域をおもしろがる感性がぼくにはないらしい。これもやたらにでかい日本科学未来館は、小学生たちの団体がいっぱい。ウメサオタダオ展も、彼の学問領域の広さや、その研究執筆の方法も、もともとこんな大きな会場でちまちまと見せるには無理があるのか、著作から引用した、やたらにでかいパネルが林立し、金のかかった壮大な文化祭展示場みたい。じっくり見ていけばそれなりに感想があるのかもしれないが、早足で通りすぎただけ。カメラマンをたくさん見かけたが、写真に撮ると、それなりの絵はできる。
6Fのシアタードームで、予約してプラネタリウムをみる。3Dメガネをかけて、ドーム型の天井に映像が30分ばかり流れる。すぐ目の前に触れそうに星がある。やがて睡魔に襲われて沈没。しかし、この体験は悪くなかった。
常設展示もほとんど駆け足で通り過ぎて、外へ出ると粉雪が舞っている。
やっぱり東京の古い町をくねくね歩いているほうが、ぼくの性に合っている。