二月十四日は金子彰子記念日

今日は、金子彰子記念日。金子彰子さんの詩「二月十四日」を読もう。お父さんの声、「焼き方が足りんぞ」が耳にこびりついて離れないです。この歳になって読むと、何か「生きかた」について言われたようで。
タイトルに「金子彰子」とまで打ったら「デー」と勝手にくっついて表示された。そうか、二年前にも同じこと、書いてたんだ。これがその日の日記。
「2010-02-14 二月十四日は金子彰子デー
「二月十四日」という名作を十五歳で書いた金子彰子さんの初期の詩と、その後詩作を再開してからの作品を集め、あの龜鳴屋から詩集がついに出る。これはどうしても、今日、二月十四日に紹介しなくちゃ。ご予約と告知は、金子さんのブログからhttp://d.hatena.ne.jp/Kaneco/
昨日に続き、ステキな詩の話ができてたいへんうれしい。解説が金子さんの発見者といっていい井坂洋子さん、装幀は金田理恵さんとのこと。こちらも楽しみ。
長生きはするものだなあ。」
ちなみに詩集『二月十四日』はとっくに売り切れています。
TBS「スタンバイ」で紹介する本を探しに、国立「増田書店」へ。一階では、ピンと来るものがなく、地下へ。こちらは美術書始め、児童書、人文書が充実したフロア。ほんと、いまどき、町の中規模書店で、すごいよ。国立の誇りでしょう。うろうろして(あ、『わたしの小さな古本屋』が面陳されてらあ)、新潮選書、戸矢理衣奈『銀座と資生堂』を選ぶ。これから、がんばって読みます。
http://www.amazon.co.jp/銀座と資生堂-日本を「モダーン」にした会社-新潮選書-戸矢-理衣奈/dp/4106036975
筑摩書房『ご家庭にあった本』の再校ゲラを返し、いよいよ大詰め。澄子さんの装幀も楽しみ。
今週「サンデー毎日』に、南陀楼綾繁さんが『探訪記者 松崎天民』の、いい書評を書いています。ぼくも逸脱、脱線のおもしろさはこの本の重要なところ、と思いつつ、時事通信の書評ではそこまで触れられなかった。新聞の書評なので,天民がどういう人物かってことを書いていたら……はい、言い訳ですね。「週刊朝日」では、嵐山光三郎さんが連載一回分まるまる使って、この本を激賞している。映画にならないかな、越川さんのプロデュースで。