昨日、書窓展で絵葉書ほか、購入。戦前のナゴヤ弁絵葉書は珍品。サンデー終え、すぐ近くの国立近代美術館で「原弘と」以下長いタイトルの展示を見る。ガラス越しだが「フロント」の現物を見て目の正月。カタログをミュージアムショップで買う。常設展では、ひさしぶりに松本竣介「Y市の橋」や、古賀春江「海」を見る。そのあと、連日の東京さんぽに出るつもりが、気力失せ帰還。
今日は高円寺の均一祭へ。一時間ほど出遅れたら、次々と戦利品を提げたお客さんとすれ違う。ちょっと焦るなあ。なんとか五冊、拾う。ちょっともの足りず、都丸均一で二冊買って、「ささま」へ。外で5冊、店内で、これはあんまり見ない、井上章一『ノスタルジック・ヒーロー 二宮金次郎新宿書房ほかを買う。これ、いかにもちくま学芸文庫に入りそうな本である。
電車のなかでは草壁焔太『石川啄木』を読む。講談社現代新書。「明治という時代は、『天才』を求めていた」で始まる。おもしろいが、なんだか古い現代新書は、ノドが一ヵ所割れたら、あとは、ばらばらとページがはずれてくる。ボロボロだ。まいったなあ。