okatake2012-02-08

むとうりょうこさんの2月7日分日誌は、もう少し書き足せば、すぐれた短編小説のように読める。大したものだと感心しました。これはもう天性のものでしょうね。会ったこともない貧しい演劇青年の姿が、実感をもって起ちあがってくるのだ。
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エリック・アレキサンダーのバラード

「大人の隠れ家」古本屋特集、東京で、スカイツリーから間近ということで「業平駅前書店」を選んだのだが、まだ行ったことがない。ネーム量は少なく、「古ツア」さんの報告を借りて書けるのだが、事実、そうしようと思ったが、ううん、こういう手抜きからライターは腐っていくのだと思い、午後外出。スカイツリーはでかかった。あ、ウルトラマンだ、と思いました(でもウルトラマンは40メートルぐらいなんですね)。「業平駅前書店」では、ご主人からあれこれ話を聞いた。役得ですね。すると、店に入ってきて買い物をした男性が、「岡崎サン」と声をかけてこられた。「みちくさ」でお目にかかった方だという。どうもどうもと名刺交換。広い東京で、ありえないような話だが、古本屋ではざらにある。みんな、行く所、限られているからね。業平駅前書店は、いい古本屋でした。見るべきところが多いし、買い易い値段。海野弘『モダン都市東京』の単行本を、もう、何冊買うんやってことだが、また読みたくなって買う。980円は安い。藤浦富太郎『明治の宵 円朝菊五郎・大根河岸』光風社書店が600円。少し、おまけしてもらいました。
ついでに鐘ケ淵へ。歩いて「長瀬ゴム 軟式野球資料室」を訪問。専務といった風情の偉いさんが、つきっきりでガイドして下さった。ありがとうございました。ここ、井上ひさし『下駄の上の卵』で、焼跡の東京へ上京してきた少年たちが、軟式ボールを買いに行く工場なのだ。『上京する文學』の取材。歩いて「玉ノ井」跡のいろは商店街をきょろきょろしながら歩く。いやあ、こういう町歩きはじつに楽しくて、若返る。国立「ブ」で、ゲイリー・マクファーランド「ソフト・サンバ」を。聴くと、これはラウンジミュージックだった。かっこよく言えば。大阪なら「風呂のなかで屁(え)こいてるような」音楽。
「みちくさ」で、『多摩の百年 下』200円と、ビクターミュージックブック「〇戦はやと」を200円で。後者は、ソノシート欠、とあったが、家に帰ってなかを見ると、ちゃんと二枚入っていた。ページが袋になっているのを気づかなかったなだな、得しちゃった。
家族で夕食は「くら寿司」。昭島「ブ」で、新潮朗読CD「中原中也詩集」(風間杜夫)と、山本周五郎「ちゃん」(名古屋章)を買う。その他、もろもろ。買い過ぎや。