光文社新書メルマガ連載「蔵書の苦しみ」で「自炊」を取り上げるつもりで書き始めたが、違和感が消えない。そうまでして、本って読むべきものなのか。水泳でもしたほうが、身体のためにいいよ。同じ読書でも、持つ意識があまりに違い過ぎて、自分の意識を同調させるのに、えらく苦労する。
夕方、「上京する文學」書籍化の打ち合わせ。「赤旗」の担当編集者のHさんも同席してくれる。一冊、本を作ってもらえるのだから、申し出に沿って努力すべし。
本日付けで、田中美穂『わたしの小さな古本屋  倉敷「蟲文庫」に流れるやさしい時間』(洋泉社)、大谷能生植草甚一の勉強 1967-1979全著作解題』(本の雑誌社)、勝又浩『「鐘の鳴る丘」世代とアメリカ 廃墟・占領・戦後文学』(白水社)をいただきました。どの本も、ぼくが読みたいストライクゾーンの本ばかり。簡単に紹介はできませんが、いずれも身を入れて読み、なんらかのリアクションを起こしたい。
「朝日」「東京新聞」に続いて「夕刊フジ」にも、『古本道入門』の紹介文が、読書欄に掲載されました。ありがとうございます。
行きたい美術展や展覧会が目白押しで、そんな中から、府中美術館「石子順造の世界」、世田谷文学館「都市から郊外へ 1930年代の東京」の招待券を、各所からいただきました。なんとしても、これは行かねば。あと、汐留ミュージアム今和次郎 採集講義」展へも。
図書館で、東京カルテットにピンカス・ズッカーマン(ヴィオラ)がフィーチャーされた、ベートーヴェン初期弦楽四重奏局3枚組を借りてきて聴いている。