okatake2012-01-17

北尾トロさんの初の小説『中野さぼてん学生寮朝日新聞出版、青木民男さんの回想『母と餡パンと学童疎開編集工房ノアをいただいています。
トロさんのは自伝的な小説じゃないかな。「酒、麻雀、ビンボー、RCサクセション、失恋、童貞喪失。俺に『親父の死』を悲しんでいる暇はない」と帯にある。定番の青春群像劇のようだが、きっとトロさんらしい味が染み込んでいるにちがいない。映画になるかもしれません。トロさん、快調だ。
青木民男さんはかつて毎日放送に勤務。庄野至さんの同僚だ。「なつかしき戦前大阪船場の映像。高校時代、僕のヴァイオリン入門。テレビ局ドラマ創りひとすじの出会い。そして再びのヴァイオリン。奏でる人生の旅」と帯にあります。「浅田さんとモーツァルト」は、京都の撮影所で、テレビ時代劇やドラマを制作した(「横溝正史シリーズ」など)ときの話。貴重な証言です。