okatake2012-01-16

古ツアさんが京都へ日帰りツアー。善行堂とガケ書房に出席のハンコを押して帰ってきている。東京では、ぼくが善行堂のお客さんと遭遇しているし、東西交流がさかんになってきた。古ツアさんはマルコ・ポーロか。しかし、出町柳から、ふつう、歩くかねえ。明治の文学者みたいだ。
http://blogs.dion.ne.jp/tokusan/
昨夜遅く、「あった、あった。」でエノケン東宝劇場での公演パンフを紹介。エノケンの自伝など読み返していたら、時間がかかった。しかし楽しい時間だ。
芸ものに火がつき、音羽館で買った古川綾子『上方芸人 自分史秘録』日経ビジネス人文庫を読み、今朝「ビッグイシュー」次号に書評を書く。バーンスタイン指揮の「新世界」を聞いているうちに書きあげた。「古通」連載のイラスト地図も描く。こんなの(写真)。さだまさしと鴎外が「無縁坂」という縁でつながる。
アマゾンで注文した、BREAD「Manna」が届く。与世山澄子のCDでカバーしている「If」はBREADの曲。原田知世もカバーしたが、世の中にこんな美しいメロディがあるのか、というほどの名曲。それで本家のものを聞きたくなったのだ。東京カルテットの初期メンバーによるハイドン「皇帝」とドヴォルザークアメリカ」も買う。丸谷才一「持ち重りのする薔薇の花」に登場する日本人カルテットのモデルは、この東京カルテットかもしれない。モデルというより、参考にした、というところか。
梶村啓二『野いばら』を一日かけて読む。日経小説大賞受賞作。繊細で堂々たるロマンだ。