あけましておめでとうございます。
おだやかな元旦だ。去年ラストの読書は、松本清張球形の荒野』だった。
朝7時に目覚め、BS「TBS」で、小三治「一眼国」ほかを見る。いきなり、落語だ。年賀状の配達は早く、朝届いていた。ぼくは100枚くらい。あの人、この人の顔が思い浮かぶ。出し忘れた人など、30枚ほど、新しいバージョンをつくって、ポスト投下。ふくらんだ朝日新聞、別冊に大河ドラマを特集したページ有り。私ならこんな大河を、みたいな企画で関川夏央が「『坊っちゃん』の時代」を提案していた。これは、おもしろそうだ。見たい!
少し歩いて、氏神さまの神社へ家族で初詣で。
そのあと、家族で「ブ」へ初詣。あんまりセールをしない東大和が、紙袋の福袋を作り、マンガ、文庫、単行本(各105円)の一ジャンルに限定し、袋に入れ放題という趣向。妻と娘に「105円の文庫なら、いくらでも買ってやる」と太っ腹のところを見せて、がさごそと詰め込む。全部で35冊。ぼくが24冊。井上靖しろばんば新潮文庫の改版は、カバーが唐仁原教久。こういうことがなければ、買わなかった一冊だ。谷崎潤一郎痴人の愛』中公文庫は、初出連載時「大阪朝日新聞」の挿絵(田中良)がふんだんに使われている。なるほど。こいつをテキストに読みなおそう、という気になりますね。