神戸・海文堂、北村くんから「ほんまに No14」を送ってもらう。これで休刊となる由。残念だが仕方ない。ていねいに読む。佐藤純子さん、内海さん、頓花さん、読みながら元気な顔が浮かぶ。北村くんの「アカヘル読書日記」も、トイレの読書棚など楽しい話が。 
女子の古本屋による女子の古本市も、見開きで写真入りで紹介されている。そうか、これが6月末だったか。「街を写す」では森絵都「この女」を、同作に登場する六甲山ケーブルとともにガイド。六甲山上駅って、こんなにレトロモダンのかっこいい駅なのか。急に発作的に、六甲山にケーブルで登りたくなる。あれは、何のときだったか、大阪の村岡さんと六甲山に登った記憶がある。あのときは寒かった。しかし、ケーブルの駅は記憶にない。
簡易小冊子でもいいから、北村くん編集によるミニコミ版「ほんまに」を読みたい。
「ほんまに」休刊号は「古書ほうろう」ほか、東京堂ふくろう店など東京でも買えます。

午前中に、「赤旗」連載「上京する文学 向田邦子編」を書きあげ送付。外出、雨だ。中野で途中下車。南口へ出てみる。バスロータリー左手斜め前に立ち食い蕎麦屋あり。入ってみる。五目ごはんとかきあげ蕎麦セットを頼む。味はふつう。五目ごはん、ってほとんど具がありませんがな。
サンデー毎日で仕事。飯田橋へ。「ギンレイ」で残りの一本、ハビエル・バルデム主演「BIUTEFUL」(誤植にあらず)を見る。このカピバラみたいな特異な風貌の役者を最初に見たのは何だったか。ハビエル・バルデムの存在感で成り立っているような映画。バルセロナが汚い街として描かれているのもおもしろい。ただ、ちょっと長いかな。併映の「ヤコブへの手紙」が1時間15分くらいだったので、2時間半は長く感じた。ぼくの列の、中央あたりに座っているおじいさんが耐えきれず、途中で、「すいません」と謝りながらゴツゴツと膝をぶつけながら移動して、出ていった。