つま恋五周年

昨晩「つま恋」友、白石から電話あり。「五周年やな」というから、何かと思ったら、そうか、つま恋の拓郎&かぐや姫ライブが五年前のこの日だったんだ。え、まだ四十代か。このところ、過去の時間感覚がマヒして、五年前がすごく前にも、ついこないだにも感じる。
いちにち、仕事。ウソ。午後昼寝したら三時間近く眠ってしまう。寝過ぎだろう。先日、タテキンで100円で買った、角川書店中原中也全集4 日記・書簡』をパラパラ読む。鼻っ柱が強い。そのくせ寂しがりやか、しょっちゅう友人の家を訪ね歩いている。青山の名、多し。青山二郎のことなり。1937年六月七日から九日まで三日間、書いたのは毎日「雨」の一語。六月十日になってやっと「ホフマン『古城物語』読了。酒をのむ。/晴。古本を売る」と書く。「古本」の文字は、すぐ目に飛び込んでくる。
いちにち、古本についての本を読み、文章を30枚ほど書いていたから、無性に古本屋へ行きたくなる。五反田と神田で「紙魚の会」があるが、がまん、がまん。
北海道新聞」届いて、今週日曜に掲載された書評読む。青柳いづみこさん『グレン・グールド』について。読んで、はじめて、そう自分が書いたことを確認する。何をどう書いたか、さっぱり忘れてしまっている。