昨日、アド街で「金町」を取り上げていて、やたら、みんなチューハイを飲んでいる。ノンベだらけの町ですね。それで急にチューハイが飲みたくなって、焼酎を買ってきて、グレープフレーツジュースと炭酸で割って飲んでます。
エコノミスト」夏の読書特集に参加。「凉」を感じる読書というテーマで、谷崎潤一郎『陰翳礼讃』、スティーヴン・キング『シャイニング』、それに雪山登山を扱った何かと決める。前者二点が、わりあいあっさり本棚から見つかりびっくり。いつもこうだと、ほんとうに仕事がはかどるのだが。それぞれ再読なので、エッセンス(引用部)確認のために少し読む。
中村真一郎『四季』も読み継ぐ。やっと調子がでてきた。
川本さんとのトークに、もっていこうと思って忘れた、1974年「キネ旬 男はつらいよ特集」号。前年の11月に川本三郎さんが松竹撮影所に赴き、寅さんの第12 作(岸恵子がマドンナ)撮影現場のルポを書いているのだ。岸恵子に直接インタビューできる手はずは整っていたらいしのだが、「いざ、実物の岸さんを見た瞬間、
「君の名は」の頃にはまだガキだった私など、もう彼女を見ているだけで足のあたりがガクガクしてしまって」言葉が出て来なかったという。川本さん、まだ二十代の終り。まだ、一冊の著作もなかった。
川本さんに直接、その話を打ち上げで聞いたが、「週刊朝日」記者時代、「男はつらいよ」について記事を川本さんが書いた。まだ「男はつらいよ」が、評価されるという映画ではなかった頃で、それを松竹は大変喜んだ。「キネ旬」の仕事も、(そのことを恩にきた)松竹から話があり、以後、映画雑誌に原稿を書くきっかけになったという。そのほか『映画をめぐる冒険』のとき、編集担当の安原顯に、原稿が遅れ、罵倒された話など。
国立「ブ」で、コルトレーン「ステラー・リージョンズ」を買う。